基本からしっかりLOL攻略

League of Legendsの解説ブログ。ステップアップ、脱初心者を応援します。

【LOL用語解説】ADC(Attack Damage Carry)

ADC(エーディーシー)ってなに?

ADC、ADキャリー、ADCarryって、よく聞きます。

ADCとは、Attack Damage Carry(アタック・ダメージ・キャリー)の頭文字を取った略です。

元の英語を直訳すると、攻撃力を牽引する役職ってことです。

 

ADと言う言葉は、様々なゲームの英語表記で頻繁に目にします。

RPG や MMO でこのんで使われる言葉で、

日本語表示があるゲームだと「攻撃力」って表示されます。

 

 

攻撃力を牽引するって、イメージは分かるけど、

具体的にはどんな事を指すのかよくわかりませんね。 

ADCは役割(ロール)の一つ

ADCに求められる役目は、AD(Attack Damage)を敵に与えることです。

LOLでは、相手に与えるダメージは2種類あって、ADとAP(Ability Power)です。

APはマジックダメージ(Magic Damage)とも言いますが、

詳しい説明は「APCの解説」を読んでください。

ADダメージは、通常攻撃(AA:オートアタック)が中心

ADCの役割は敵にAAしまくって、ダメージを与えることとも言えます。

そのため ADCで使用されるチャンピオンは、遠距離から一方的にAA出来るよう、

長射程のAAレンジを持つ「マークスマン」を使用します。

射程が長く強力な通常攻撃を持っている代わりに、

HPと防御力が低く設定されています。(序盤弱く、一人だと直ぐ狙われます)

AAの強さはアイテムビルドが進むにつれて強くなっていきます。

完成アイテム2個から3個で、集団戦でダメージが出せるようになります。

ADCは、装備依存度が高いチャンピオンを使うので、後半になればなるほど強くなります。

ゲームを決定するパワーを持っていて、終盤チームをキャリーする 花形ロール の一つです。

 

ADCの序盤の立ち回り

とにかくお金を稼ぐ事

サポートと一緒にBOTレーンで行動します。

序盤は、HPが低く、死にやすいので、サポートと一緒に行動します。

レベルも大切ですが、それよりもビルド・アイテムの完成が最優先です。

CSとって、ゴールドを稼いで、アイテムの完成を急ぐことが、ADCの序盤で一番重要な仕事です。

サポートに守って貰いながら、ひたすらゴールドを集めます。

とにかく死なない事

相手のADCにキルを与えると、敵ADCのアイテム完成が早まり、敵が有利になります。

チャンスがあれば、キルして有利を取ることも重要ですが、無理な仕掛けで相手にキルを与えないことの方が重要です。

ドラゴンの獲得を手助けすること

今のパッチでは、ドラゴンソウルが試合に与える影響が大きいです。

BOTレーンの役割にドラゴン獲得のサポートがあります。

ジャングラーの仕事ですが、ADCとサポートもそれを助けるのも序盤のタスクです。

 

死なないだけで無く、対面に嫌がらせを行う

ハラス や 有利なダメージトレード は積極的に行う

ジャングラーの助けを借りれば、大きな有利を作れるので、その下準備を意識しましょう。

レーンスワップなどで対面に メレーチャンピオン が来た場合は、

射程差を利用して カイティング でハラスしましょう

中盤以降も「カイティング」は重要なテクニックなのでしっかり意識して行いましょう。

 

ADCの中盤の立ち回り

ゴールド獲得しながら中央からにらみを利かせる

サイドのタワーが破壊されたら、ADCは BOTレーンから MIDレーンに移動します。

一番重要な中央レーンで、CSを取りながら集団戦に備えます。

ADCの2つ目・3つ目のコアアイテム完成は、集団戦の勝敗に大きな影響があるので、必要なゴールドや ビルド状況は 適切に報告しましょう。

 

キャッチされて孤立死しない様に注意する

中盤からはADCが死ぬと、ダメージを出す役目がいなくなるので、

チームは集団戦ができなくなります。

結果、ドラゴンやバロンといった重要オブジェクトを、フリーで相手に与えてしまいます。

ジャングラーとサポートと3人で行動を共にし、相手のキャッチを警戒し、デッドしない様に動きます。

敵から逃げるのに必要なディフェンススキルは、

ウェーブクリアに使わない意識も大切です。

 

集団戦に参加しダメージを出す

チームが集団戦をするタイミングでは、必ず近くに寄って行き、

敵にダメージを与えられるポジション(AA出来る位置)を取ります。

ADCが最初に死ぬのはチームにとって最悪の状況なので、

安全なポジションから、一方的に敵にダメージを出せるように立ち回ります。

味方からカバーがもらえる(守ってもらう)ポジションを取ることも重要です。

 

ADCの終盤の立ち回り

中盤同様に集団戦でダメージを出すことを求められます。

特に終盤は、バロンやエルダードラゴンを短時間で狩れるパワーを持つので、必ず集団戦が起こります。

常に準備して、ポジション取りを意識します。

 

タワーシージの主力 や ポーク や ウェーブクリアと大忙し

アイテムがそろったADCは最強です。

遠くからAAするだけで敵を先頭不能の体力まで持っていけます。

集団戦前の ポーク で相手のHPを削ることも重要な仕事です。

 

ゲーム後半は、インヒビタータワーの攻略も重要な仕事です。

強く育ったADCならば、ポークしながら、敵ミニオンを除去し、タワーに自軍ミニオンを押し付け、タワーに攻撃を加え、破壊することが出来ます。

集団戦するよりも簡単に確実に勝てちゃうこともあります。

逆にADCがいないと、タワーを攻撃することが難しくなるので注意。 

タワーシージも重要な仕事です。

攻撃・防衛どちらの場合でも、後半のADCはウェーブクリアも意識しましょう。

敵がバロンバフを持っていたり、スーパーミニオンが出撃していると、他のロールではミニオン倒すのが難しいです。

攻めるのも、耐えるにも後半のADCは最重要です。

 

ADCの語源と今

もともとは、League of Legendsに大きな影響を与えた「Dota」で使われていた用語です。

同じMOBAと言うゲーム性から、ADCなどの用語もそのまま移植されています。

Dota2でも同じように、ゲーム終盤で、勝敗を決する重要な役職で、

火力を一手に引き受ける様な役職だったので、ADキャリーと言われるようになりました。

 

最近ですと、任天堂のMOBA、ポケモンユナイト | 『Pokémon UNITE』でもADCと言う言葉は使われます。

「エースバーン」、「ゲッコウガ」などが代表的なADCとして使われるポケモンです。

LOLのADCは、弱い序盤をサポートと一緒に過ごし、BOTレーンでファームします。

ポケユナでも同様に、序盤はあまり力を発揮することができないため、

サポート型やディフェンス型のポケモンと一緒に行動します。

 

【補足】

ボットに、メイジチャンピオンを配置し運用する「APC」と言う言葉もあります

別途解説したので、そちらも併せて読んでください

lolsyoshinsya.hatenablog.com