League of Legendsの用語「ゾーニング」について、LOL初心者向けに解説します。どういう場合に成立するのか、メリット・デメリット、回避方法も説明します。
LOLで使われるゾーニングの意味
ゲーム序盤のレーン戦に置いて、
対面のチャンピオンに キルプレッシャーやハラスプレッシャーを与え、
ミニオンのラストヒット (CS) を取れない位置に追いやること、
またそのテクニックのこと
CSが取れないだけでなく、
経験値すら与えない位置まで追いやることもゾーニングといいます。
下の画像のように、敵ミニオンと敵チャンピオンの間に立つ
英語のzoningの意味
・都市区画整備で、用途別に地域を細かく分けること
・酒やたばこ、成人向け商品やサービスに年齢制限を行うこと
LOLで使われるゾーニングとは若干ニュアンスが異なっています。
LOL(MOBA)やその他のゲームで使われるゾーニングは、
英語の「zone out(ゾーンアウト)」が近い意味になります。
集団戦でのゾーニングの使い方
ゾーニングにはもう1つの意味・使い方があります。それはチームファイト(集団戦)で使われる場合です。
この場合のゾーニングの意味は、敵チームのダメージソースとなるチャンピオンを、攻撃できない位置まで下がらせること
オブジェクトファイト(ドラゴン/バロン/ヘラルド/タワーシージ/タワーディフェンス)の際に、先にポジションをとり、
あとから入ってくる敵が立ちたい場所にスキルをあらかじめ置くことで
立ち入れないようにすることです。
集団戦でのゾーニングの例
1,オリアナのQ・R。Q:オーダー、ボールを敵の前に置いておくだけで、Ultプレッシャーで敵が入ってこれなくなる
2,ビクターのW・E・R、W:グラビティフィールドは接地型のスロウ・スタン。E:デス・レイR:カオスストームは、遠距離からのビックダメージで出来を追い出せる
3,ベイガーのE:イベントホライゾン。設置型のスタン
ゾーニングの成立条件
ゾーニングはマッチアップを知っていれば、簡単には成立しません
射程差があるマッチアップ
例えばTOPレーンで、先にタムケンチをピックすると、
ヴェイン や ケイル といったAA射程の長いチャンピオンが出てきてゾーニングが成立してしまいます。
BOTでも、SUPがアリスターやレルといったタンクチャンピオンを先に出すと、
セナ や ラックス や カルマといったハラス射程の長いサポートから一方的にダメージを受けてしまい、
ADCまで一緒にゾーニングされてしまいます。
先ピックに強いチャンピオンを準備する
上の例のほとんどが、本来は後出しでカウンターに出すと強力なチャンピオンを先にピックしたため、
ハードカウンターが出されてゾーニングが成立してます。
ゾーニングのメリット・デメリット
ゾーニングのメリット
ずばりスノーボールです。ゾーニングする側は、序盤が強いチャンピオンが多いです。
相手とレベル差・ビルド差を早く付けられ、ゲームを早く勝ち切ることができます。
自分のレーンだけでなく、ウェーブを管理できるので、他レーンにロームもできるし、集団戦にも先に参加できます。
ゾーニングのデメリット
ゾーニングが成立する場合、デメリットはほとんどありません。一方的に有利を押し付けられます。
立ち位置が相手陣地よりになるので、
敵ジャングラーからガンクを受けるリスクがあることだけ意識しておく必要があります。
ゾーニングする場合は、対面をいじめるだけでなく、敵ジャングルの視界を取って、自身のガンクリスクを下げる
ゾーニングの有利を視界としてチーム全体に還元できます。
ゾーニングの予防・対応方法
ゾーニングをされないためにどうすればいいか。ゾーニングされてしまった場合どおすればよいか
1、マッチアップを理解する
例えば、メレーvsレンジ、スキル射程に差がある場合です。 射程の短い側は、低レベル時はゾーニングリスクが高くなります。
こういうマッチアップで射程の短い側は、スキルがそろった時・1個目のアイテムが完成したとき・集団戦など、明確に逆転できる時間があります。 それまで耐える。 いわゆる土下座を覚悟して、デスしてパワースパイクが遅れることを避けるべきです。
2、Lv1・低レベル時の立ち位置・視界の管理
ミニオンが到着する前から勝負は始まっています。
射程差があっても、ミニオンが居て、体力が残っていればゾーニングは防げます。
TOP・BOTでは、レーン横のブッシュを取られない。
ここに視界が無くて、相手に先に入られてしまうとかなりリスクが高くなります。
相手から一方的にオートアタックを食らってしまいます。
レベル1ミニオン到着前に3~4回AAを食らってしまったら、それだけでゾーニングが回避できなくなってしまいます。
ミニオン来るまでダメージを受けない・サイドブッシュに入られないサイドブッシュを一方的に視界を取られない
ゾーニングされてしまった場合の対処方法
レベル差がついてしまったり、ビルド差ができてしまったらゾーニングを1対1で解除するのは不可能です。
ジャングラーのガンクを呼び込んで、ヘルプをもらうしかありません。
しかし、ジャングルが育って無かったり、相手ジャングルも来てカウンターガンクが来てジャングラーまで巻き込んでしまったら
その試合は負け濃厚になります。
そうならないように視界を取って、レーンをしっかり引いて耐えましょう
安いアイテムを買う
LOLのビルドは多種多様です。ゾーニングされてしまったら、安く完成するアイテムを買うしかありません。
ゾーニングされてCSとれないのに、3300ゴールドのIEを買おうとしたら、その試合は浮上できる時間が来なくなってしまいます。
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