「エルデンリングがパッドのが良い理由が分からない」という方へ、３Dアクションゲームがなぜコントローラーが適しているかを解説します。
エルデンリングがパット向けの理由
2022年もっとも流行ったゲームは、EldenRingでしょう。まだ３月ですが、年末になっても抜かれることが無さそうなくらいブームです。
とあるLOL配信者が、「キーマウよりパットの方が良い理由がない」と間違ったことを言っていたので、この記事で誤解を解いてもらいたいです。
おそらくそう考えてる PCゲーマーは多そうなので。
その配信のコメントでは、「斜めが入力し易い」って意見がありましたがそんな単純な話でありません。
アクションゲームでパッド操作が優れている理由はコントローラーの入力方式です。
その配信者も含めて 多くのPCゲーマーは、ファミコン・スーファミ・プレステ１をイメージ
方向キー ＝ 十字キー
って操作が頭にあります。
しかし、実際はアナログスティックでキャラの移動を操作します
十字キーは、アイテム選択です。
これは、モンハンや他のフロムゲーでも一緒です。
そもそもゲームの作りとして、方向入力を アナログスティック での入力されるを前提で作られているんです。
アナログスティックの内部は ８方向のON/OFF ではありません。可変抵抗が複数取り付けられていて、スティックの傾きを細かく入力できるようになっています。
アナログスティックは 方向は３６０度、しかも進む速度もオンオフではなくスティックの倒し込む角度で何段階にも入力できます。
対して、キーボードはWSADでの入力で、８方向のオンオフしか入力できません。
キーボードのスイッチは、押し込み量(距離) は入力できません。単にカチッと押した部分で反応し、戻ったときに離すという１と０の入力だけなんです。
これが、パッドの方がエルデンリング操作に適している理由です。他のアクションゲームで同じです。
一部ゲームでは、未だに８方向入力が使われています。PCゲームの多くがそのため今回紹介したような誤解が生じています。
例えば、古の入力方法を踏襲している格ゲーや、パソコン前提で作られるFPSゲームです。
格ゲーは もともと方向キーが８方向＋ニュートラルです。これは今でも変わってません。
FPSゲームのキャラコンはアクション要素が強いですが、FPSゲームで一番パフォーマンスを左右するのはマウスで行うAIMです。
エイム操作が、縦 横 斜めだったら相当難しいですよね。
LOLでも一緒です。もっとも重要なキャラコンとスキル精度の部分はマウス操作です。キーボード操作はタイミング（ON/OFF）だけです。
まとめ
エルデンリングのような３Dアクションゲームでは、キャラコンが全てです。その操作がWSADだと、８方向の入力しかできません。パッドなら、スティック操作なので傾きの量で入力できるのです。
角度の入力が４５度単位でしか行えないキーボードに対し、パットの有力は１０度と言ったように 細かい角度入力が出来るのです。
キーボードはオンオフですが、アナログスティックは移動速度を段階的に入力できます。キーボードが半押し、１/４押し出来るイメージです。キーマウは走る・歩くだけ、パッドは 80% ダッシュとかができます。
別にキーマウが駄目って言ってるわけじゃないことはご理解ください。
FPSゲーマーは、普段からWSADのキャラコンに慣れていて、パッドよりストレスなく操作できると思います。くだんのLOL配信者を含め、mobaプレイヤーはキャラコンがマップクリックでWSADが上手くないです。それなのに、間違ったキーマウ信仰を語る人が多いので今回 ブログにかきました。
PCゲーマーは、家庭用ゲームを下に見ている傾向があります。それは処理速度(CPU・メモリ)、グラフィック(GPU)で考えれば正しいのですが、すべての場合で優れているとは限りません。リスペクトをもって、情報を正しく理解し、ゲームを快適な環境で楽しみましょう。
キーボード操作がおぼつかなくて沼プするのと、エルデンのボスが鬼畜過ぎてスタックするのは配信の面白さとして別モノです。
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