LOLでよく使われるアグロの意味
アグロとは、
アグレッシブ(Agressive)から来ているという人もいますが、
音が似ているのと、言葉のイメージからくる誤解です。
ゲームで使われる アグロは、スペルが Aggro でアグレッシブとは全然違います。
アグロとは、海外のカードゲーム「Magic the Gathering(MTG)」から広がった言葉です。
日本では遊戯王が有名ですが、比べ物にならないくらい世界中に多くのプレイヤーがいて、殆どのカードゲームの原型になってます。
競技シーンとしても、歴史も 規模も 桁違いのカードゲームです。
MTGアリーナというデジタル版も人気です。
MTG競技シーンは、沢山のプロがカードゲームだけで生活しているレベル。うらやましいですね。アリーナも賞金総額11億とシャドバ越えの勢いです。
シャドウバース(Shadowverse)も大分すごいですが、プレイヤー数は、DCGはハースストーン(Heathstone)、実カードは MTG ってのが世界の情勢です。
脱線しました。
aggroの辞書的意味
困難、難しさ、
若い集団の抗争や暴力
といった意味です。
英和辞典では見かけないのでスラングに近いのかもしれません。
英英辞書には載っています。
MTGなどのカードゲームでは、
序盤からカードを沢山使用し、攻めたてる構成を アグロ(アグロデッキ)と言います。
Aggroの持つ「集団による攻撃」というニュアンスがぴったりです。
そこから派生して、速攻型の構成を指すようになっています。
LOLで使われる アグロの意味
例)BOTブラウム+ルシアン、JGパンテオンでアグロしていく。
そのままです。レーン戦で圧倒的なリードを取り、
一気に勝負を決められるような構成・戦略を言います。
アグロ構成は、序盤リード出来ても、勝負を決めきれないと、
中盤から失速し、後半になると簡単に逆転されることもあります。
もう一つの利用方法がLeague of Legendsにはあります。
例2)今のタワーダイブは、タワーアグロのコントロールが上手かった。
この場合は、タワーが攻撃対象となる条件を上手く使って、
相手タワー下で敵のチャンピオンを攻撃する場合に使われます。
つまりタワーのアグロとは、タワーの「攻撃対象」と言う意味です。
タワーアグロコントロール・アグロコントロール の意味
タワーが一度に攻撃する敵チャンピオンは一体です。
タワーの射程内で味方チャンピオンへ敵チャンピオンが攻撃すると、
タワーから攻撃が行われます。
タワーから受けるダメージを、2体、または3体のチャンピオンでかわるがわる受け持つことが、タワーアグロコントロール(単にアグロコントロールとも言う)です。
別のチャンピオンでバーストダメージを敵に叩き込むことことを目的とします。
LOLでよく使われる アグロピンポン の意味
集団戦で敵の攻撃を1人が集中して受け、
デッドする前に別の味方と位置を入れ替え、
敵の攻撃対象を受け持つこと(ターゲットをピンポンのように受け渡す)
ストップウォッチやゾーニャの砂時計、逃げスキル、無敵時間のあるスキル、敵の視界を奪うスキル、CCなど、
アグロピンポンを受け持つ要素は非常に多くLOL集団戦の花形プレイです。
使用例)、最初にレオナがエンゲージしストップウォッチを使用。
すぐにレネクトンが入っていきダメージを出して離脱、
敵のHPが少なくなったところにアカリが飛びこんでキル回収した。
見事なアグロピンポンの集団戦。
agroは全然違うので注意
同じ発音のアグロ(agro)と言う英語もあります。
gが一個だと全然意味が違うので注意です。
agro は「農業や農耕、耕地」と言う意味を持つ接頭語です。
agrochemicalは「農薬」。agroindustrialは「農産工業」。
また、Angry(怒り)の俗語としてのagroもあります。
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