ゲーミングマウスについてまとめ
このサイトにゲーミングマウスについて調べている方が、
かなり来てくれているようで、とてもうれしいです。
これまで、LOL初心者に向けた情報をメインに取り扱ってきました。
そのため、ゲーミングマウスについての基本的なことを記載していませんでしたが、
思った以上に要望があるのため、ここで改めてゲーミングマウスについてまとめます。
【目次】
・サイドボタンの数について
(1つで十分、それ以上はデメリット)
・DPI・センシ・ゲーム内感度について
・無線なのか、有線なのか
League of Legendsの国内プレイヤーはマウスに無頓着なプレイヤーが結構多いです。
チャレンジャー帯のプレイヤーでもです。
しかし、マウスでキャラクターの動きを操作するLOLでは、
マウスが一番重要なデバイスです。
一般的なPCゲームですと、キャラの動きは キーボードで操作するのが基本です。
WASDキーがそれぞれ上(前)、左、下(後)、右といった具合です。
おそらく、ラグの多いNAサーバープレイ経験から、
古参プレイヤー程ラグなど許容するプレイスタイルのため、
ゲーミングデバイスやPC・モニターに対して無頓着になっていることが多いです。。
TOPでタンクTOPなら、60FPSでも240FPSでもプレイできます。
しかし、そのせいでゲーミングデバイスの進化から、LoLプレイヤーはかなり遅れています。
他のゲームとの温度差も大きくなっています。
LoL解説ブログでは、LoL・MOBAには10000DPI以上のマウスが必要なんて馬鹿げたことをいう人すらいます。
どんなマウスがLOLに適しているか
一言にゲーミングマウスと言っても、種類が沢山あります。
一般的なイメージだと、沢山ボタンがついているのがゲーミングマウスと思っている方が多いです。
まずこのボタンの多いものがMOBA・LOL向きってのが間違ってるのですが。
私も最初はLoLは MMORPGの延長で楽しんでいたので、たくさんボタンがある方が楽でしたが、
LoLの競技シーンが発展するにつれて、FPSなどと同じようなマウスが適していると考えるようになりました。
ボタンが沢山あるゲーミングマウスはダメ
MMORPGやマインクラフトの様なゲームには、
沢山ボタンの付いたゲーミングマウスがおススメです。
お持ちのマウスでサイドボタンが2個ついていたら、それで実験してみてください。
サイドボタン2つを交互に押して、握り方とカーソルを見るだけです。
サイドボタンを複数操作すると持ち方が変わる
持ち方が変わると、それだけで指・掌の筋肉に負荷がかかり、スムーズな操作ができなくなります。
それだけで反応が鈍くなります。
殆どのプロゲーマーは、親指側の2つのサイドボタンの片方しか使いません。
League of Legendsに限らず、FPSゲームなどのキーボード・マウスで操作するゲームのプロな、サイドボタン1つにしかアクションを設定しません。
設定するとしてもユーティリティ用です。設定を開いたり、ショップを開いたり、ゲームと関係ないことを設定している人はいます。
LoLだとリコールとかです。
サイドボタンを複数押すと、カーソルが動いてしまう
もう一つサイドボタンには致命的な欠陥があります。
持ち方が変わるだけでなく、マウスが動くことです。
これはカーソルを合わせる(AIM)が必要なPCゲームにおいて致命的です。
LoLでも方向指定のスキルなどはサイドボタンだとずれてしまって、思ったように操作できなくなります。
サイドボタンは、アクティブアイテム(ポーション、ストップウォッチ/ゾーニャの砂時計)などエイムが関係ないものを設定してください。
初心者のやりがちなミスに、チャンピオン指定AA等を割り当てたりしますが、肝心なクリックのAIMがずれるので絶対やめましょう。
大量のサイドボタンがついてるたマウスで一番有名なものがRazorのNaga Trinityです。
12ボタンマウスです。
Razer Naga Trinity (RZ01-02410100-R3M1)
このマウスMOBA/MMO用途とされています。
Razer日本語公式サイトにも、Amazonの商品説明にも書いてあります。
しかし、LOLプロでは使っているプレイヤーは記憶にありません。
FF14のようなMMORPGにはかなり良いマウスですが、
MOBA特にLOLにはお勧めしません。
頻繁に使用する動作の種類が多いゲームですと、
それぞれワンボタンで行えるのは魅力的です。(マイクラなど)
ただし、この手のゲーミングマウスは、操作の正確性に欠けます。
LOLのように操作の正確性とスピードどちらも必要となるゲームでは、
沢山ボタンがあるマウスは押し間違ったとき致命的な状況になります。
先で説明したように、カーソルの正確性・手への負担も考慮すべきです。
ギリギリの場面で、押し間違いで回避アビリティや回避アイテム使えなかった(涙)
なんて悲しい思いをしないため、右親指で沢山の小さなボタンが配置されたモデルは避けるべきです。
DPIとゲーム内感度
LoLは、かなり特殊なゲームです。他のPCゲームでは考えられないくらい、高い感度でプレイします。
これはカメラ操作で、画面外まで大きくカーソルを動かすからです。
とあるブログでは「最大DPIが10000以上のものを選ぶ」と書かれています。これは大間違いです。
DPIとはマウス操作の解像度です。DPI=Dot per Inch。DPIが高くなると、同じ距離をマウス操作したとき、画面のカーソルが移動する距離が伸びます。
高いDPIに設定して、ゲーム内の感度を低く設定することことで、精度が上がるのは理屈では正しいのですが、机上の空論です。
なぜなら人間の指は、1インチを1万ドットに分割するほど、極微細な動きができません。
それとDPIを高くし過ぎると、マウスパッドの歪みや布の凹凸すら拾ってしまい、本来ノイズとして除外するものまでセンサーが拾ってしまうのです。
極端に感度を高くすると、マウスカーソルが安定しないです。
センサーメーカーのスペックを見ても3200dpiが限界です。DPIが高いマウスはソフトウェア的に引き延ばしたことが多いです。
これはDPIは高い方が偉いって言う昔のマウスの考えから来ていて、間違いです。
古いマウスパッドだと、汚れや変形でマウスカーソルに誤検知が増えます。あまり高くないマウスパッドを年に数回取り換えると、ミクロの上達を助けてくれます。
プロのDPIとゲーム内感度
GEN.G Chovy DPI:1750
KT Bdd DPI:1800、ゲーム内感度:85
・T1 Gumayushi DPI:800 ゲーム内感度:30
・DK deft DPI:800、ゲーム内感度:60
・HLE viper DPI:1120
・JDG Ruler DPI:2100、ゲーム内感度:45
・T1 Keria DPI:1600 ゲーム内感度:40
・G2 Caps DPI:3200 DPI / ゲーム内感度:50
・T1 Faker DPI:3500 ゲーム内感度:70
or DPI:3200 or DPI:1600 ゲーム内感度:80
アクセラレーション有効(普通のゲーマーは無効にする「マウス加速設定」)
プロの設定を見ても分かるように、10000dpiなんて馬鹿げた設定のプレイヤーはいません。フェイカーのマウス感度は高すぎると驚かれますが、それでも 3200dpi です。
【余談】
FPS界隈だと、DPI:400、ゲーム内感度:50付近、
もしくは、DPI:800、ゲーム内感度20付近。こんな設定が一般的です。
League of Legendsのマウス感度はかなりハイセンシだとわかっていただけるでしょう。
Faker愛用 DeathAdder V3 Pro
このマウスのDPIは、400、800、1600 (デフォルト)、3200、6400。
BenQなどのトップブランドでも1万DPIなんて馬鹿げたマウスは在りません。DPI1万なんて言ってるのは、数値が大きければよかった5年まえ。今では中華性くらいでしょう。皆さんは騙されないで下さい。
普通のパソコンマウス
ただし、サイドボタン無しの左右クリックとホイールだけのマウスだけでいいのでしょうか?
LOLなら普通のマウスでもプレイ可能です。
キーボード操作が得意であれば、左右クリックとキーボードだけで十分プレイできます。
FPSゲーム や 他のPCゲームでは、
前後左右の移動に、WASDキーを使います。
走ったり、ゆっくり歩いたり、しゃがみ歩き、伏せ歩きなどで
追加で別のキーを押しながら、WASDでキャラ操作することも多いです。
そうすると、左手のキーボードだけでは操作が間に合わなくなるので、
マウスのサイドボタンが必須になってきます。
しかし、LOLではチャンピオンの移動はマウスのクリックで行うため、
左手のキー操作が他のPCゲームに比べて少ないです。
キャラ操作でのキーボード側の手の負担が少ないので、
移動以外の操作をキーボードで行うことも可能になってきます。
LOLは、左右の手の役割分担がとてもバランス良くできています。
FPSだとキーボードが忙しいので、サイドボタンが付いたゲーミングマウスが必須
LOLは移動にキーボード操作をつかわないので、マウスのサイドボタンが無くてもプレイできる。しかし、あったほうがいい
ただし、左右クリックで快適かというと必ずしも快適とは言えません。
特にアタックムーブ(移動攻撃)やフラッシュ、ゾーニャなどは、
マウスのサイドボタンを使うと非常に快適に行えるようになります。
キーボードはMMO用のマウスのサイドボタンほどでは無いですが、
押し間違いのリスクは高くなります。
位置指定するフラッシュは、コンボにも使うので忙しいです。
位置を指定するのでマウスに割り当てたほうがスムーズにプレイできる人も多いです。
LOLで使うには、
左右に2つづつくらい、4つもあると十分でしょう。
全部に割り当てても小指薬指側は使わないでしょう。
親指側に2つあれば十分です。
個人的な考えは、
LOLの場合は、操作の速さと正確さ、疲労を考えると
親指側1個だけに割り当てるのが理想です。
緊迫した場面、スピーディーで細かな操作にはゲーミングマウスが必要
ゲーミングマウスではない普通のパソコンマウス使っているプレイヤーもLOLのライト層には多いです。
ゲーミングマウスと通常のマウスではパフォーマンスが大きく違います。
ボタンだけではないんです。
マウス感度であるDPIを変えられます。
もちろんゲーム内の設定や、Windowsの設定でマウスの動作速度を変えることはできます。
ただこれは、DPI変更と意味が大きく異なります。
DPIを変えずに感度だけ変えてカーソルの速度を変えると、カーソル飛びや感知されない操作が出てしまうのです。
集団戦で自分の使うチャンピオン棒立ちで、
敵チャンピオンをクリックしながら、アビリティ―のキーをガチャガチャと押すようなプレイレベルでしたらそれで十分です。
より高いクォリティで楽しく遊ぶには、ゲーミングマウスが必要なのがわかっていただけると思います。
手首AIMと腕AMIで差があります。
手首を支点にし小さく動かすのは、一般的に正確に操作しにくいが、早く操作できます。
肘を支点にし大きく動かす方が、正確に操作できます。
これはDPIの理屈と同じです。
高いDPIで低いセンシ(ゲーム内感度)が好まれる理由です。
最後に、自分にあった感度でプレイすることが重要です。
ゲーミングマウスはその手助けになるでしょう。
無線 or 有線
上達を目指すなら、無線1択です
有線はの言い分
・無線はラグがある
・無線は重い
・充電切れが怖い
この中で、的を得ているのは「充電」についてだけです。
まず、「無線はラグがある」ですが、今のゲーミングマウスは、ハイスピードの赤外線通信です。
USBの優先よりも転送速度は速いです。ケーブルありの方が早いというイメージは、ネット回線の光ファイバー回線 と WiFi や 携帯電話網の話です。
これは単純な速度ではなく、1度に転送できるデータ量という意味です。
技術的には、少量のデータなら無線の方が早く転送できるので、
今はマウスは無線の方が早いです。
むしろ、有線の方がなんか違和感感じると思います。それはラグではなく、そもそも有線マウス自体が、低スペックのセンサーや、スイッチ、ひと昔前のデザインだからなのですが。
次に「無線マウスは重い」ですが、これはバッテリー分重くなるという理屈です。
ある意味正しいのですが、同じ形状で有線・無線両方のモデルがあるマウスがほとんどありません。
メーカーのフラグシップモデルはほとんどが無線で、優先はエントリーモデルです。それくらいケーブルが無いことの快適さは大きいです。
また、バッテリーの重さ以上に、優先マウスはケーブルの負荷が大きいです。ケーブル自体が摩れるのもありますし、ケーブル自体をくねくね曲げるのに少しだけ力が必要ですよね?それがマウス操作時の重さにつながります。つまり、マウスが数グラム軽くても、優先だとケーブルの負荷で台無しになるので、今はほとんどのゲーミングマウスが無線に置き換わりました。
「電池切れ」これは確かにあります。
毎日使い終わったら充電すれば、絶対に起きません。なぜならバッテリー駆動時間が100時間近いモデルばかりだからです。
しかし、専用の充電ドックが無いゲーミングマウスだと、めんどくさがりな人だと稀に充電切れがあります。USBにつないで充電するのは、スマホと同じなので、慣れの問題ですが、これは有線から乗り換えると最初に「あっ」って失敗することです。
充電問題は解決できます
・ワイヤレスマウスが欲しいが、充電が面倒な人へ
デバイスオタク、ゲーミングマウスマニアが使うようなワイヤレスマウスは、USBケーブル指して充電するしかないですが、Logicool や Razer は、ちゃんとこういうところに手が届くアイテムを作ってます。
お薦めのゲーミングマウス
Logicool PRO LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミング マウス G-PPD-002WL
LOLでもお薦めRazer(レーザー)のゲーミングマウス
マウスでも注目のブランドBenQ Zowie