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【LOL用語解説】OTP (ワントリックポニー)

 

「OTPってなに?」という疑問を持っている人への解説記事です。LOLなどの moba だけでなく、eスポーツで広く使われる用語です。

OTPの意味解説

OTPとは One Trick Pony の頭文字を取って OTP です。
読み方は、オーティーピーです。
単に、ワントリック や ポニー という省略形で呼ぶ人も多いです。

 

英語辞書の One Trick Pony の意味

直訳すると「1つの芸を持つ仔馬」です。
もともとは悪い意味です。
学校では教わらない俗語 (スラング) です。

一つしか芸の無いポニー

ただし、そこから派生して、
今では良い意味でも使われるようになっています。

一芸に秀でた人(物、事)

特技を持つ人(物、事)

LOLで使われるOTPの意味

もとは悪い意味の言葉ですが、オンラインゲーム(LOL)で使われる場合は、良い意味で使われることもあります。

League of Legends には、150を超える多くのキャラクターがあります。
プレイスタイルに合わせて、臨機応変にそれらを使い分けたり、キャラの有利不利を分析・対策することで優位に進められるゲームです。

OTPとは、1キャラに絞ってプレイすること を指します。特徴的な1キャラ(1ロール)を最大限活用し、プレイするスタイルをOTPといいます。

縛りプレイとか言ったものよりも柔らかく、
使用するキャラクターを絞り込んで、
熟練度を上げたプレイを目指すプレイヤーに与えられる称号です。

トリンダメアOTP の様に、~~専(トリンダメア専)というように 専門ってニュアンスでも使われます。

しばしば、キャラクター愛の表現にも使われます。

League of Legendsで言うと、
ランクマッチ を単一チャンピオンで戦っていくスタイルです。

ランクマッチだと希望レーンが割り当てられない場合も多いですが、
何とかしているプレイヤーを、称賛するときに使われる言葉です。

日本人でみると、
 ・Jayce(ジェイス)使いの「JapaneseKoreanUG」さん
 ・Tryndamere(トリンダメア)使いの「Clover」さん
 ・Draven(ドレイブン)使いの「のろりん」さん
 ・Renger(レンガー)使いの「あんでぃー」さん
 ・Malzahr(マルザハール)使いの「masa」さん

が配信者としても有名です。

国内ですと得意チャンピオンを頻繁に使うプレイヤーは多いものの、
彼らは相性の悪い対面チャンピオンにも、何とか愛着あるチャンピオンを使い続けています。

みんな大好き DFM のトップレーナー Evi選手 も元々は シヴァーナOTP。ミクロに優れたプレイヤーではなく、どちらかというと不器用なプレイヤーとして有名でした。それが今では日本人KRチャレンジャー。日本人だとYutapon選手と2人しかできない超高レートプレイヤーです。

RJ Ino選手も ガングプランクOTPですし、
今 LJLで最強のTOPレーナー RayFarky選手も ダリウス OTPです。
YellowYoshi (黄色のよっしー)選手も、ポッピーOTPであることを付け加えておきます。

OTPのメリット

OTPすることの最大の利点は、
チャンピオンを絞るので、LOLの基礎を集中して学べることです。

CS、ウェーブ管理、視界管理(ワーディング)、ロームガンク、集団戦といった、このゲームの基本を学ぶのにリソースを集中できます。

膨大な数のチャンピオンの性能や、チャンピオン毎のメカニクス、マッチアップは後から学べばいいというスタンスです。
(関連記事:「LOL用語解説 マッチアップについて」

もう1つが OTPは上達への近道 ということです。
OTPが近道というよりは、OTPはレートが上げやすいです。
レートが上がれば周り・対面が格上、強い選手と一緒に戦うことは上達するうえで非常に重要です。じゃなきゃ LJLプロが KRサーバーでプレイする理由がないですから。
上で挙げたTOPレーナー4人は日本を代表するOTPプレイヤーです。上達するのにOTPは最短ルートの1つです。

多くのプレイヤーは、個々のチャンピオンの特製を理解し、マッチアップの有利不利がどうして起こるのか、同プレイすればいいか完全には理解していません。

相手がカウンターの意味を理解してなければ、ハードカウンターを当てられても勝てることもあります。

ほとんどのプレイヤーが、ランク戦でBAN-Pickする際、統計サイトを参考にしてます。
要するに習熟度の浅いチャンピオンだしたり、カウンターの意味ではなく統計に頼っているので隙があります。

後は、大好きなチャンピオンや豊富なスキンを使う楽しさも、OTPの方が味わえます。

 

OTPの問題点

チャンピオンプールを絞ってプレイするスタイルなので、OTPには デメリット もあります。
レートが上がるにつれて、対戦相手のレベルが上がるり、OTPの欠点は大きくなります。
対面するプレイヤーの習熟度が上がっていくと、ハードカウンターの意味を理解してる人が増えるので、OTPで勝つことは難しくなります。

ランクマッチでは、BAN(バン)は最初にブラインドで行います。
その後のピックはBLUEサイドREDサイド 交互に行います。
バンピックでは、先にピックする方は圧倒的に不利なレーン戦になります。

OTPは、しばしば そのチャンスを放棄することになります。
つまり、自分のレーンだけでなく、チームが不利になります。

LOLでの、ピックは自由ですが、チームで勝利を目指すゲームです。
特にランク戦で味方を不利にするピックには問題が発生します。
レートが上がるにつれて、習熟度の高いOTPよりも、より安定して勝ちやすいカウンターピックが重要になってきます。

草大会 や CLASH などでは、ランク戦より顕著です。
ランク戦上位のプレイヤーでも、この問題のため大会運営にしばしば問題が起きます。
自分の得意チャンピオンを隠すためのサブ垢使用は、Clash(クラッシュ)では禁止行為です。

公式以外が運営するコミュニティー大会でもしばしば問題になります。
目元の賞金などに目がくらんで、スポーツマン精神に反する行為は止めましょう。

最後にまとめ

OTPはゲームに慣れる序盤は積極的に取り入れましょう。
その方が上達も早く、LOLを楽しめます。
お気に入りチャンプ見つけたり、プレイして楽しいチャンピオンに絞って練習しましょう。
ゲームに慣れてきたら、バンピックも含めて楽しめるように、チャンピオンプールを増やしましょう。

以上です。

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